「海のないだだっ広い山国で、そばと野沢菜がうまく、全国から善光寺や松本城に人が訪れる一方で、精密機械などの上場企業が何社もあり、教育熱心でその県民性は真面目で、最近は長野県への移住希望者が多い」
わたしが抱く長野県に対するイメージである。 みなさんは、長野県といえばどんなことをイメージするだろうか。
スクラップブックをパラパラと眺めていたら、信号ない横断歩道で停車する割合「教育県」長野が断トツ″という『日本経済新聞』2019.12.16付の切り抜きが、目に飛びこんできた。 長野県のイメージに「運転マナーのよさ」が付け加わった。 記事を読んで、なぜ運転マナーがいいのか、教育県長野のすごさを思い知らされた。
県外の人からは、「福井県は運転マナーが悪い」と言われることが多いようである。 自分が常日ごろ、信号のない横断歩道でちゃんと停車しているかは自信がないし、運転マナーは決して自慢できるものではない。 長野県民に恥かしい、長野県民を見習わなくては、と自戒した次第です。
「データーで見る地域」 信号のない横断歩道で停車する割合 「教育県」長野が断トツ
信号がない横断歩道では停車して、歩行者を優先させるのが交通ルールの常識。 だが、日本自動車連盟(JAF)の2019年の調査で「停車する」と回答した運転者は全国平均17.1%にとどまる。 都道府県別でみると、最も高いのは長野県の68.6%。 最低は三重の3.4%だった。 JAFは16年から毎年調査しているが、長野県が常に突出して割合が高い。 19年の調査で停車する割合が5割を超えたのは長野と静岡の2県だけで、兵庫県と島根県が続いた。 長野県くらし安全・消費生活課の担当者は調査結果について「真面目な県民性によるところが大きいのではないか」と話す。 また、幼少期の交通教育を充実させていることも理由に挙げる。 同県では「道路を横断する時は手を挙げる」「渡った後は運転手に会釈する」といったマナーについて、自動車業界団体などが幼稚園に出向いて教えている。 「警察以外の団体による安全教育が大きい」と話す。 「幼少時、信号のない横断歩道で車に停車してもらった経験を持つ子どもが、車を運転するようになった時『自分も止まってあげよう』と思うサイクルが生まれている」と同課は分析する。 さらに、大都市圏と比べて信号のない横断歩道が多いことも、停車する割合の高さの要因の1つとみている。
停車する割合が高い地域
順位 都道府県 割合(%) 1 長野 69 2 静岡 53 3 兵庫 43 4 島根 41 5 新潟 36 *JAF調べ、2019年
2020.5.28
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