2月21日に「読めるかな? 書けるかな?」と題して、次の本のごく一部を紹介した。
尚学図書・言語研究所 編集 『読めない漢字の読本』 小学館 発行 1990年7月20日
今回もこれは面白い″と思うものを「そのA」として、いくつかを簡潔に紹介しよう。
◆虱(しらみ)
この漢字は時々見かけるので、読めるのではないだろうか。 戦後=昭和20年代には、人に寄生して血を吸ったものである。 書くのは「風」から最初の一画を取るだけなので、だれでもOKだと思う。
◆蛇蝎(だかつ)
「あいつはダカツのような奴だ」といって人を嫌うのはご存じだろう。 蛇(へび)と蝎(さそり)だから好きな人は殆どいない筈だ。 蛇蝎でも蛇と蝎一字でも読める人はいるだろう。 でも書くことはどうだろうか。
◆蛸(たこ)
これは読めるし書ける人が多いだろう。 タコは日本人が好んで食べる海の恵みだ。 欧米では悪魔の魚として嫌われている。
◆田螺(たにし)
タニシは今でも田んぼで見かけることがある。 食用になるが、農家生まれの私は食べたことがない。 この漢字は書けなくてもよく見かけるので読めるのでは。
◆飛蝗(ばった)
子どもが好きなあのバッタである。 これを読める人は専門家以外には先ずいないだろう。 飛ぶ蝗(とぶいなご)と書くのだから、漢字が得意な人は読めなくてもバッタの意だと理解し、書けるかも知れない。
◆蝮(まむし)
毒蛇のマムシで、これまで好きだという人に出会ったことがない。 子どもの頃は、いくらでもいたし、見つければ石や棒切れで退治したものだ。 読むことはできるが、書けといわれると自信がない。
◆百足(むかで)
だれもが嫌うあのムカデだ。 これは漢字でも読めるし、書けるのではないだろうか。 多数の足にちなんでの当て字とのことだ。
◆栗鼠(りす)
おなじみのあの可愛いリスである。 漢語の「栗鼠(りっす)」からきている。 確かに、リスは「栗」が好きで、「鼠」の尻尾をふさ状にすれば、リスと似ている。 それがイメージできれば何とか書けそうな気がする。 読むのはどうかと思う。
これからもこれは面白い″ものを紹介するので、ご期待ください。
2026.3.6
|