■ 読めるかな? 書けるかな? そのA2026.3.6


2月21日に「読めるかな? 書けるかな?」と題して、次の本のごく一部を紹介した。

 尚学図書・言語研究所 編集
 『読めない漢字の読本』
 小学館 発行
 1990年7月20日

今回もこれは面白い″と思うものを「そのA」として、いくつかを簡潔に紹介しよう。

◆虱(しらみ)

この漢字は時々見かけるので、読めるのではないだろうか。
戦後=昭和20年代には、人に寄生して血を吸ったものである。
書くのは「風」から最初の一画を取るだけなので、だれでもOKだと思う。

◆蛇蝎(だかつ)

「あいつはダカツのような奴だ」といって人を嫌うのはご存じだろう。
蛇(へび)と蝎(さそり)だから好きな人は殆どいない筈だ。
蛇蝎でも蛇と蝎一字でも読める人はいるだろう。
でも書くことはどうだろうか。

◆蛸(たこ)

これは読めるし書ける人が多いだろう。
タコは日本人が好んで食べる海の恵みだ。
欧米では悪魔の魚として嫌われている。

◆田螺(たにし)

タニシは今でも田んぼで見かけることがある。
食用になるが、農家生まれの私は食べたことがない。
この漢字は書けなくてもよく見かけるので読めるのでは。

◆飛蝗(ばった)

子どもが好きなあのバッタである。
これを読める人は専門家以外には先ずいないだろう。
飛ぶ蝗(とぶいなご)と書くのだから、漢字が得意な人は読めなくてもバッタの意だと理解し、書けるかも知れない。

◆蝮(まむし)

毒蛇のマムシで、これまで好きだという人に出会ったことがない。
子どもの頃は、いくらでもいたし、見つければ石や棒切れで退治したものだ。
読むことはできるが、書けといわれると自信がない。

◆百足(むかで)

だれもが嫌うあのムカデだ。
これは漢字でも読めるし、書けるのではないだろうか。
多数の足にちなんでの当て字とのことだ。

◆栗鼠(りす)

おなじみのあの可愛いリスである。
漢語の「栗鼠(りっす)」からきている。
確かに、リスは「栗」が好きで、「鼠」の尻尾をふさ状にすれば、リスと似ている。
それがイメージできれば何とか書けそうな気がする。
読むのはどうかと思う。

これからもこれは面白い″ものを紹介するので、ご期待ください。

2026.3.6




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