昨日と一昨日、エッセイをアップすることが出来なかった。 平穏な毎日を乱す出来事があり、心の動揺を招来したからだ。 何をしても何を考えても、鬱々として胸騒ぎが治まらない。
書けないということは、自分にとっては大切な人生の条件を欠いてしまう。 「読み・書き・歩き・呑む」のリズムがガタガタになってしまうのだ。
平穏を乱す「出来事」は、他人(ひと)からみれば些細なことでしかないだろう。 ところが自分にとっては、薄いガラスにヒビが入るような大事件なのだ。 そのことは熱弁を振るっても、他人には解ってはもらえなかった。
こんなことを相談出来るのは、唯一、姉しかいない。 話しを聞いてくれた姉は、わがことのように心配してくれた。 聞いてもらえるだけで心が救われた。 ところが解決の決定打とはならず、胸騒ぎが消え去ることはなかった。
文字通り親身になってくれる姉がいてくれるのはありがたい。 自分を見てくれている人がいてくれる。 孤独にならないための必要条件だ。
「止まない雨はない」 「山よりでかい獅子は出ん」 「何とかなるさ」
困難に直面した人に対する定番の慰め言葉だ。 これらの言葉がちゃんと聞こえるときはまだいい。 聞こえなくなったときが危険だ。
残り少なくなった大切な人生を乱されてたまるか。 今を乗り切ることだけ考えよう。 いざとなれば開き直ってしまえ。
行動は最高の治療法だ 疑いも恐れも 心配も不安も 吹きとばしてしまう (ジョージ・シン)
これまで、この言葉にどれだけ励まされてきたことか。 最後は自分との戦いだ。 負けてたまるか。
2025.9.23
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