■ 負けてたまるか2025.9.23


昨日と一昨日、エッセイをアップすることが出来なかった。
平穏な毎日を乱す出来事があり、心の動揺を招来したからだ。
何をしても何を考えても、鬱々として胸騒ぎが治まらない。

書けないということは、自分にとっては大切な人生の条件を欠いてしまう。
「読み・書き・歩き・呑む」のリズムがガタガタになってしまうのだ。

平穏を乱す「出来事」は、他人(ひと)からみれば些細なことでしかないだろう。
ところが自分にとっては、薄いガラスにヒビが入るような大事件なのだ。
そのことは熱弁を振るっても、他人には解ってはもらえなかった。

こんなことを相談出来るのは、唯一、姉しかいない。
話しを聞いてくれた姉は、わがことのように心配してくれた。
聞いてもらえるだけで心が救われた。
ところが解決の決定打とはならず、胸騒ぎが消え去ることはなかった。

文字通り親身になってくれる姉がいてくれるのはありがたい。
自分を見てくれている人がいてくれる。
孤独にならないための必要条件だ。

「止まない雨はない」
「山よりでかい獅子は出ん」
「何とかなるさ」

困難に直面した人に対する定番の慰め言葉だ。
これらの言葉がちゃんと聞こえるときはまだいい。
聞こえなくなったときが危険だ。

残り少なくなった大切な人生を乱されてたまるか。
今を乗り切ることだけ考えよう。
いざとなれば開き直ってしまえ。

 行動は最高の治療法だ
 疑いも恐れも
 心配も不安も
 吹きとばしてしまう
 (ジョージ・シン)

これまで、この言葉にどれだけ励まされてきたことか。
最後は自分との戦いだ。
負けてたまるか。

2025.9.23




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