昨日9月8日は、阪神タイガース ペナント優勝で、涙が出てしまったことを書いた。
70歳を過ぎた頃から、TVドラマや映画を観ていて、目が潤むことが多くなった。 なぜだろう。 人は悲しいときに涙を流すのが一般的だろう。 悔しいときにも悔し涙を流す。 嬉しいときには嬉し涙も流す。
ところが、涙は感動したときにも流してしまう。 感動するとは、どんなことをいうのだろうか。
「三省堂国語辞典第四版」 ものごとに感じて起こる、精神の興奮。 深く感じ入ること。
「岩波書店広辞苑第三版」 深く物に感じて心を動かすこと。
「三省堂明解漢和辞典新版」 ものに感じて心が興奮する
どれも同じようなことをさらりと書いている。 分かっていることを分かったように書いている。 これらを読んでいると期待した感動がない。 具体性がないからだろう。
阪神タイガース優勝で感動したのは、かけがえのないドラマを観たからである。 そこに心が動かされたからである。 TVドラマや映画で感動するのは、人の情け、人情を観たときである。 そこに心を揺さぶられるからである。
昨日のお昼、いつもの蕎麦屋で、いつもの「ミニソースかつ丼おろしそばセット」を食べていた。 すると食べ終わった女性が、テーブルを拭いて、きちんと椅子を揃えて出て行くのを見た。 そんな様子に感動した。 さわやかな風が心をなぜてくれたからである。
2025.9.9
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