■ 感動する・・・とは2025.9.9


昨日9月8日は、阪神タイガース ペナント優勝で、涙が出てしまったことを書いた。

70歳を過ぎた頃から、TVドラマや映画を観ていて、目が潤むことが多くなった。
なぜだろう。
人は悲しいときに涙を流すのが一般的だろう。
悔しいときにも悔し涙を流す。
嬉しいときには嬉し涙も流す。

ところが、涙は感動したときにも流してしまう。
感動するとは、どんなことをいうのだろうか。

「三省堂国語辞典第四版」
ものごとに感じて起こる、精神の興奮。
深く感じ入ること。

「岩波書店広辞苑第三版」
深く物に感じて心を動かすこと。

「三省堂明解漢和辞典新版」
ものに感じて心が興奮する

どれも同じようなことをさらりと書いている。
分かっていることを分かったように書いている。
これらを読んでいると期待した感動がない。
具体性がないからだろう。

阪神タイガース優勝で感動したのは、かけがえのないドラマを観たからである。
そこに心が動かされたからである。
TVドラマや映画で感動するのは、人の情け、人情を観たときである。
そこに心を揺さぶられるからである。

昨日のお昼、いつもの蕎麦屋で、いつもの「ミニソースかつ丼おろしそばセット」を食べていた。
すると食べ終わった女性が、テーブルを拭いて、きちんと椅子を揃えて出て行くのを見た。
そんな様子に感動した。
さわやかな風が心をなぜてくれたからである。

2025.9.9




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