今朝24日の新聞は、東京都議選結果を大きく報じている。 『福井新聞』では、「都議選の衝撃(上)」と題して特集連載を始めた。
「歴史的大敗に自公動揺」 「支持者が離反、迫る参院選」 自民党の得票は、前回の119万票から83万票に激減した。 改選前の30議席が18人と大敗、なりふり構わず裏金事件で非公認の3人を追加公認した。 これでは余りにも選挙民を馬鹿にしている。 喉元過ぎないうちに熱い湯を飲む″という慌てように、空いた口がふさがらない。 石破首相は、自民党東京都連は、いったい何を考えているのだろう。
『福井新聞』は22日の「時言」で、次のように書いている。
自民党の西田昌司参院議員がひめゆりの塔の展示説明を巡り「歴史の書き換え」と発言して批判を浴び、謝罪と発言撤回をするに至った。 ひめゆりの塔への再訪の意向も口にした。 だが西田氏はその後、月刊誌に寄稿し、自身の発言について「事実は事実」と再び正当性を主張している。
この件に関しネットで検索すると、次の情報がヒットした。
西田氏、ひめゆり「事実は事実」 月刊誌に寄稿、発言の正当性主張 自民党の西田昌司参院議員は5月30日発売の月刊誌「正論」に寄稿し、沖縄戦の慰霊碑「ひめゆりの塔」の展示説明を「歴史の書き換え」とした自身の発言を巡り「事実は事実」と正当性を主張した。 戦後の日本の歴史観に疑問を投げかけ「政治家として修正を試みることが責務だ」とも言及した。 党は西田氏発言を「不正確な認識」としており、再び物議を醸しそうだ。 (注)月刊「正論」は産経新聞社が発行している。
さあ、石破首相はこの西田氏の扱いをどうするのか。 ひめゆりの塔侮辱事件での傲岸不遜を、自民党総裁として責任を感じているはずだ。 西田氏は「発言を訂正、削除する。撤回する」としたものの、喉元過ぎないうちに熱い湯を飲む″という傲岸不遜の上塗りに、憤怒せざるを得ない。
傲岸不遜の優等生西田氏は、7月3日に公示される参院選には意欲満々のようだ。 自民党が公認するようなことがあれば、石破総裁は自分の首を絞めることになる。 西田氏が当選するようなことがあれば、京都府選挙民の良心が問われる。
※傲岸不遜(ごうがんふそん) 驕り高ぶって人にへりくだらないこと。 威張っていて、人を見下し、調子に乗っていること。
2025.6.24
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