私の住むあわら市では、明日15日、あわら市議会議員選挙が執行される。 8日に告示され、9日から今日14日まで6日間の選挙戦だ。 これを書いている今も、選挙カーが最後のお願い″と叫んでいる。
定数16人に対し22人が出馬するという激戦である。 今回は女性が6人と過去になく多い。 ジェンダーギャップを意識すればとてもいいことだと思う。 それともう一つ、旧来の地区割代表としての立候補者が少なくなっている。 さらに日本共産党・公明党・参政党と3人の政党公認候補が出たのも、私が知る限り初めてのことだ。 人口3万人に満たない小さなあわら市であるが、なかなかに活気があって頼もしい。
ところが…である。 ほとんどの選挙カーが、「名前の連呼」と「よろしくお願いします」を繰り返すだけなのだ。 とくに「名前の連呼」にはイライラさせられるから始末に悪い。 「立候補のごあいさつにまいりました」 「元気でがんばっております」 「いつもありがとうございます」 「最後のお願いにまいりました」 これら意味のない言葉も空しいだけだ。 せっかく立候補したのだから、議会では何をしたいのかを訴えて欲しい。
前回投票率は63.98%だった。 激選の今回は、これを超える有権者が投票所に足を運ぶだろうか。 あわら市は「北陸新幹線芦原温泉駅開業」や「吉崎御坊道の駅開業」で活気が出てきている。 その反面、困難な問題ではあるが人口減少・若者流出が止まらない。 各候補者の争点はそれほど大きな乖離はない。 肝心なことはやる気と実行力とその成果″である。 新選良が期待に応えてくれることを願っている。
2025.6.14
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