|   正月休みが過ぎ、3連休も終われば正月気分も抜け、15日に松の内が明ければ、いよいよ「新年のスタートだ」と気合いが入ってくる(ような気がする)。
 仕事のことはともかくとして、プライベートでは「この1年をどう過ごすか」、ということが大きなテーマとなる。
 
 昨年70歳になってから、人生のゴールが近づいてきたことを、強く意識するようになった。
 男性の健康寿命は73歳弱との内閣府の報告がある。
 残された人生が、いかに貴重なものであるかが解る。
 これからの人生が、「いかにいとおしいものであるか」を想わずにはいられない。
 そうなってくると、焦りまで意識してしまうから、居ても立っても居られない。
 
 さあ〜そこで、この1年をどうするかということだが、あれもこれもといくらでも考えつくと思ったが、これが意外と出てこないのである。
 いろいろ考えたが、次のように整理してみたらすっきりした(ような気がする)。
 
 @これまでやりたくても出来なかったことをやる。
 A少しでも健康寿命を伸ばすことをやる。
 B自分のためにやりたいことをやる。
 
 今回は、@について書いてみたい。
 
 ◆これまで出来なかったこと
 
 振り返ってみると、やりたいと思ったことはやってきたし、まあまあ結果を出してきているようである。
 ところが、やはり結果を出せず心残りになっていることも、いくつか思い当たる。
 
 検定試験では、販売士1級である。
 社団法人日本販売士協会の登録講師だったことから、販売士1級は持っていたかったが、「そのうちに」と思って、今日まできてしまった。
 でも、今さら合格目指して、時間をかけてまで勉強はしたくない。
 
 資格試験では、社会保険労務士が思いつく。
 受験参考書を買って目を通したが、税理士や中小企業診断士と違い、まったく興味がもてなかったことを思い出す。
 
 英語も、やりたくてもやり通すことが出来なかった。
 テキストとCDのセットを購入して、コーヒーを飲みながら英検2級程度をめざし、楽しんでやろうと始めたが、中途半端に終わってしまった。
 そこそこ面白いのだが、書いたり覚えたりするのが面倒くさくなって、続かなかった。
 
 結局、これまでやろうとしてやれなかったことは、本気でそう思っていたのであれば、やりとげていた筈である。
 そう考えれば、残りの貴重な人生を費やしてまで、やる意味=価値はないようである。
 
 2023.1.12
 
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