■ 蔵書を読み返す2025.12.4


最近本を買うことが少なくなった。
それに伴い、積ん読してあった本も今日現在で1冊になってしまった。
それまでは常時30冊以上はあったから大変な様変わりといえよう。
何でこうなってしまったのか。

過去10年、Amazonで買った本は次のようになっている。

 2016年 104冊
   17年 158冊
   18年 174冊
   19年 216冊
   20年 158冊
   21年 109冊
   22年 132冊
   23年  25冊
   24年  20冊
   25年   4冊

22年までは毎年100冊を超えている。
これに加え本屋での購入もあるから、蔵書が増え続け本棚に収まり切らず慌てる筈である。

ところが、23年からは極端に減っている。
原因は明確だ。
23年は事務所をクローズすることを決意し、その段取りと精神的重圧に、本を読む余裕がなかったのだ。
このころが積ん読のピークで、100冊以上はあったように思う。

24年は3月末で事務所をクローズしたから、本を読む時間はいくらでもあった。
積ん読してあった本はどんどん減って、数冊になってしまった。
25年になってからは、ほとんど買うことをしなくなった。

読む・書く・歩く・呑む。
読む、という生活のリズムはどうなったのか。
どうにもなっていない。
しっかりと読んでいる。
蔵書を読み直しているのだ。

本棚に並ぶ本はどれも自分が読みたくて買ったものだ。
だからその一冊一冊に愛着がある。
いつか読み直そうと大切にしてきた。
それを今年になってから読み返しているのだ。

中身を覚えていると思ってページを繰るのだが、案外忘れていて、初めて読むような新鮮さが嬉しく夢中になってしまう。
処分しなくて良かったとウキウキする。
自分にとって本は財産だということを実感する瞬間だ。
本はホントにいいものだ。

5000冊を超える蔵書は、あと10年で読み切れるものではない。
だが、本棚に並ぶタイトルと著者を眺めていると、その本を買った時のことが想い起こされ懐かしい。
そして、読めばその当時にタイムスリップできると思うと、ワクワクしてくる。

そのワクワク感を、これから、ときどき書いていきたいと考えている。

2025.12.4




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