■ Z世代が選ぶビジネスの謎習慣2026.3.3


『日本経済新聞2026.2.28』土曜日版「NIKKEIプラス1」がなかなか良かった。
トップページの「何でもランキング」だ。
テーマが「Z世代が選ぶビジネスの謎習慣」とある。

私もしばらくではあるが、サラリーマン生活を送ったことがある。
そして、税理士・中小企業診断士・MBAとして、多くの企業の若いサラリーマンと接してきた。
それらの体験を通して、ランキングのそれぞれについて、簡単にコメントしてみたい。

【Z世代】
1996〜2012年頃に生まれた、現在10代〜20代の世代。
生れた時からネット環境があるデジタルネイティブで、SNSを使いこなし、タイムパフォーマンスや社会課題、多様性を重視する価値観を持っている。

1位 上司が帰るまで帰れない雰囲気
 やることがないのに残るのは時間と残業代の無駄。

「その通りだと思う。私は会社員時代、原則定時にさっさと帰っていた」

2位 有休申請時の「申し訳ありません」
 当然の権利なのに、いけないことをしているように感じる。

「仕事に差し支えなければ、遠慮なく『よろしくお願いします』とだけ言えばいいだろう」

3位 今もなお残るハンコ必須の紙書類
 ペーパーレスが進んでいく中で、紙を無駄にしている。

「その通りだが、古い世代にとってペーパーレスは何だか手応えがなく不安なのだ」

4位 面識がなくても「お世話になっております」と書くメール
 固定の定型文を文頭に載せても誰も読んでいない。

「読んでないようで読んでいる。これくらいは面倒がらず書くことだ」

5位 休日の社員旅行や社内イベント
 時間外労働以外の何ものでもない。

「確かに時間外労働だ。私は会社員時代、社内旅行にはバカバカしくて参加しなかった」

6位 電話は〇コール以内に取るという圧力
 業務が滞ってる時に、電話対応が入ると集中が切れる。

「電話対応が無理なら、他の者にその旨を伝えておき、協力してもらうことだ」

7位 先輩からの食事の誘いを断りにくい
 誘いを断ることで職場の内での扱いが悪くなるのでは。

「確かにそれはある。私は課長から酒に誘われるのが嫌でしょうがなかった。時々は勇気を出して、都合があるからと断ればいい」

8位 飲み会でお酌はするのにおごられない
 上下関係を求めるなら、支払いまで責任を持ってほしい。

「これもしょうがないと割り切って、そこそこにお酌しておこう」

9位 定時後でも電話やチャットで仕事の指示が来る
 仕事の指示は業務なので、本来は残業のはず。

「その通り! 私も会社員時代部長に何度もやられた。スマホの電源をOFにしておき、プライベートでONする程度にしておけばいい」

10位 上司より上の人には直接話しかけられない
 上司を介することで、何度も説明することになる。

「これも困ったものだ。上司に断り勇気を出して上の人に話しかけよう。そのうち慣れてくる」

11位 出張のたびに職場へのお土産を買う
 仕事の移動なのに、私費で菓子を用意する。

「餞別でももらったのなら仕様がないが、そうでなければやめておこう。気にするな」

12位 ゴルフがビジネスのたしなみとされる
 趣味のスポーツが、仕事の延長として扱われる。

「これは仕方ない。仕事と趣味は別物と自分に言い聞かせ、割り切ることしかないだろう」

13位 電子申請したのに「紙でも出して」
 PDFを印刷するなど二重の作業が発生する。

「その通りだと思う。3位のハンコ必須の紙書類と同じで、古い世代は紙でないと手応えがなく不安なのだ。そのうち紙はなくなるだろう」

Z世代のこれらの言い分を読んでいると、基本的に自分が若かった頃と変わりないと思った。
特に次の3つについては、会社を辞める誘因になったのだろうと思っている。

 5位 休日の社員旅行や社内イベント
 7位 先輩からの食事の誘いを断りにくい
 9位 定時後でも電話やチャットで仕事の指示が来る

休日ぐらいは会社のことを忘れて、自分のことをしたかった。
仕事以外では、一日も課長や部長の顔など見たくもなかった。
大酒のみの課長は、ダラ長い酒で人の悪口ばかり、本当に嫌だった。
部長は、休日でも時間外でも電話してきて、部長風を吹かせるので、本当に腹が立った。

Z世代の若者に言いたい。
会社に我慢が出来なくなったら、辞めてもいいと思う。
でも、会社というものはどこにいても理不尽で、自分を殺すことを求めてくるものだ。
それを受け入れ、上手に立ち回りできる者だけが残っていける。
辞めると決めたら、自分を信じ、自分の道を迷わず、強く生きていってもらいたい。

2026.3.3




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