■ 読めるかな? 書けるかな?2026.2.21


本を買わなくなってから、蔵書を読み返していることは、既に書いた。
本棚に向かい、あれこれ背表紙を見るのは、結構楽しいものだ。
タイトルや著者と発行所、夢中になって読んだ内容など、当時のことが思い出される。
ところが、中にはどうにも思い起こすことが出来ないものもある。
今回紹介するのは、そんな本である。

帯のキャッチコピーに魅かれた。

 読めない漢字 難読語
 なるほど
 字源・語源から納得
 難読語 読める! 分かる‼ 楽しい!!!

次の本である。

 尚学図書・言語研究所 編集
 『読めない漢字の読本』
 小学館 発行
 1990年7月20日

これは面白い″というものを取り上げて、簡単に紹介しよう。
読めるかな?
書けるかな?
なかなか興味深く、文字通りこれは面白い″と思う筈である。

◆海栗(うに)

福井に住む者にとっては「雲丹」と書いた方がドンピシャリだろう。
だが、雲丹は練って食品となったもので、海栗と書くのが正しい。
一般的には「ウニ」と書くから、海栗という漢字はまったく馴染みがない。

◆蝸牛(かたつむり)

童謡でお馴染みである。

 でんでん虫々 かたつむり
 お前のあたまは どこにある
 角だせ槍(やり)だせ あたま出せ

漢字で書くと随分違和感がある。
漢語の蝸牛(かぎゅう)を当てたとのことである。

◆麒麟(きりん)

これはビールで馴染みがある。
この漢字二文字は読むことは出来るが、書けといわれたらお手上げだ。
「キリン」と書くとメーカーをイメージしてしまう。
論文などでは漢字で書くべきだろう。

◆蜘蛛(くも)

通常は「クモ」と書くが、漢字で書かれても読める。
だからといって書けない。
とても身近な蜘蛛だが、好きという人は少ない。
漢語の「蜘蛛(ちしゅ)」を当てたものらしい。

◆蟋蟀(こおろぎ)

これは読めない。
一般に印刷物では「コオロギ」と書いたものしか見ない。
こんな画数が多い漢字では、コオロギのイメージが出来ないではないか。
これも漢語の「蟋蟀(しつしゅつ)」を当てている。

◆縞馬(しまうま)

これは読めるが、これでは新種の馬かと勘違いしてしまう。
確かに縞があるから縞馬と書くのだろうが、「しまうま」とか「しま馬」にして欲しい。
漢字で書くとその可愛さが吹っ飛んでしまう。

まだまだこれは面白い″ものがあるので、何回かに亘って紹介したい。

2026.2.21




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