■ 2026衆院選 戦い終わっての雑感2026.2.9


衆院選が終わった。
高市自民単独で3分の2の圧勝、予想通りの横綱相撲だった。
危なげのない15戦全勝での優勝といった観がある。
そんな衆院選について、自分なりの雑感を述べてみたい。

@小選挙区福井1区

予想通り、稲田朋美(自民)の楽勝だった。
中道・国民民主・参政は全く届かず、比例区での復活もならなかった。
したがって、私の票は死に票となったが、比例区北陸信越ブロックで他県の同党候補が復活当選したので、生き返ったといえよう。

A小選挙区福井2区

斉木武志(無所属・自民支持)が、予想以上の大差で、辻英之(中道)に勝った。
自民党は斉木を追加公認した。
斉木は、したたかにも当選4回目で、政権自民党員の座を確保した。
辻は小選挙区で負けても、激戦で比例区の復活当選と予想していたが、見事に外れた。
これで、福井県は衆院での野党議席をなくしてしまった。

B自民党

自民党総裁高市早苗の人気は本物だった。
まさか自民単独で315議席(67.7%)、3分の2超を獲得するとは思わなかった。
自民としても315議席は戦後最高とのことだ。
高市は女性ながら、自民のヒーロー″となった。
総理就任後、世界の要人に臆することない姿に、日本初の女性総理への期待を国民が抱いたことを証明した。
ただし、数の力で独裁に走らないことを願うや切である。

C維新の会

2議席増の36議席獲得だから、予想を覆した。
大阪の19ある小選挙区の内、負けたのは1区のみで、それも比例で復活当選している。
さすが大阪の地域政党である。
高市人気にその存在が薄れ、苦戦するとの予想は外れた。
だが、自民が単独で3分の2超を獲得したことを思えば、政権与党内での存在価値と独自性をいかに発揮していくかが大きな課題となる。

D中道改革連合

172あった議席を123(71.5%)も減らし、獲得したのはたった49議席の惨敗である。
新潟県の5つの小選挙区では、前回中道(立憲民主)が全勝したが、今回は自民に全部持って行かれてしまった。
今回の中道の典型的な負けパターンといえる。
予想はしていたが、それ以上に立憲民主と公明の合併は大失敗だった。
特に公明は、創価学会票が800万ともいわれていることを思えば、それが数字通り生きてこなかった。
共同代表の野田佳彦(元立憲民主)と斉藤鉄夫(元公明)は、それぞれ千葉14区と比例中国で当選を果たしている。
しかし、二人とも代表を引責辞任する腹を固めたようだ。
合併も選挙戦略も失敗だったのだから当然であろう。

E国民民主党

独走自民の陰に隠れ、その立ち位置にゆるぎがくるかと予想したが、結果は1つ増やし28議席だから、大健闘だと評価できる。
自民と組んだのが維新ではなく国民民主だったとしたら、その訴求力が独自性を失うことになり、議席を減らしていたかもしれない。
これからもブレることなく、存在感のある政党として、その主張・政策を大切にしていって欲しいものだ。

Fれいわ新選組

山本太郎代表が参院議員を辞職したことで、れいわは議席を8から1議席に激減させてしまった。
これで、れいわは山本の個人商店だったことが解る。
それを裏付けるように、大石晃子共同代表は「やはり山本太郎の力は大きかった」と述べている。
選挙戦終盤で、山本が選挙カーから訴えているのが痛々しかった。

G参政党

参政党は13増やし15議席だから大勝利といいたいところだ。
ところが、神谷宗弊代表は30議席を目標に掲げていたことを思えば、可もなし不可もなしといったところではないだろうか。
先の参院選が参政ブームの頂点だったように思う。
れいわの山本代表が辞職したことで1議席に激減させたように、短期間に成り上がってきた政党は、その勢いを失うのも短期間だといえよう。
秘書への暴言・暴行事件の豊田真由子を、北関東比例単独1位で当選させるようなことをしていては、やがて参政も選挙民からそっぽを向かれる。

Hチームみらい

予想に反して11議席も獲得した。
驚きはしたが、消費税減税ばかりの他党を尻目に見るのはさすがだ。
社会保険料減額も分かりやすく、この国の未来を訴えることが、若者に受け入れられた。
大きく成り上がるより、小さくても存在感と訴求力のある政党へと成長していって欲しいものだ。
今後の動向に注目したい。

I共産党

半減の4議席に終わった。
社民党のように退潮が止まらない。
委員長田村智子の弁舌は、押しつけがましくなく説得力があると思ったが、票には結びつかなかったようだ。

J社民党

今回も議席獲得はならなかった。
いよいよもって、社民の火が消えてしまうのか。

Kゆうこく連合

共同代表原口一博は、中道のことを立憲民主と公明の野合と非難していた。
だが、ゆうこく連合こそが、政党要件を満たすための野合そのものではないのか。
挙句の果てに原口は落選してしまった。
それにしても、もう一人の共同代表河村たかしの当選には驚いた。
地元名古屋では絶大な人気がある。

2026.2.9




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