一昨日23日の『福井新聞』一面コラム「越山若水」が、トランプのことについて書いている。
―――――――――――― 「強者はしたいことをして、弱者はそれを耐え忍ぶ」とは古代ギリシャの歴史家トゥキディスの警句。 カナダのカーニー首相が引用し、反響を呼ぶ演説だった。 「世界秩序の断絶、大国間の地政学が一切の制約を受けない残酷な現実の始まり、ルールに基づく国際秩序」はもはや機能しない。 いわずもがなルールの破壊者はトランプ米大統領。 「力による平和」や西半球で支配を強める「ドンロー主義」を掲げ、ベネズエラやグリーンランドを巡っては冒頭の言葉をまさに地で行く。 東半球では中国やロシアと取引をもくろむかのよう。 ウクライナへロシアが侵攻し4年となる。 トランプ氏は和平を実現すると豪語したもののロシア寄りの姿勢を見せ、逆に欧州と溝を生んだ。 「力の支配」がまかり通り、領土の行方さえ危うい。 大国へ対抗するためカーニー氏は中堅国の結集を唱えた。 さて日本は。 現実を直視した新戦略が必要でないか。 ――――――――――――
トランプの大国主義、強国主義、自国主義、独裁主義、ならず者としての在り方を如実に著している。
トランプは1期目で、アメリカ大統領=世界の指導者としての大きな権力を知った。 そして2期目の今、後がないことを逆手に取り、後は野となれ山となれ″とばかりに、権力濫用やりたい放題である。 こんなトランプは指導者失格、ただの破壊者、乱暴者に過ぎない。 今やトランプは、ロシアのプーチン、中国の習近平、北朝鮮の金正恩に勝るとも劣らないアメリカの独裁者、世界のならず者になってしまった。
カナダの首相が中堅国結集を唱えるように、わが日本はその呼びかけに応じることだ。 それがどのような形となって成果を上げるか。 未知数ではあるが、このままならず者らを放置しておけないことは確かである。
今、衆議院本会議において各党の代表質問がされているが、この問題を取り上げてもらいたいものだ。 国内の物価高や低所得者増加など、生活に直面する問題があるのは確かだ。 当然、それらに向けて論議されるべきだ。
だが、世界に目を向けた場合、経済環境の悪化、安全保障と軍事増強、中国・北朝鮮の脅威といったこの国の根幹を揺るがす問題が差し迫っている。 ダイナミックにハイスピードで迫ってきている。 一日も早く、その対応策、具体的な取り組みを示し、実現に向けて全力を尽くすべきだろう。 世界の善良な人々は、ロシア・中国・北朝鮮+アメリカの横暴には、もううんざりしているし、恐怖すら覚えているのだ。
衆院選で、高市内閣はなぜ高い支持率を得たのか。 高市内閣には、そのことを自分ではなく国民の側に立って、期待に応えてもらいたいものだ。
アメリカ国民に申し上げる。 次の大統領選では、まともな人を選んでいただきたい。
2026.2.25
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