女性職員へのセクハラ事件で辞職した、杉本元福井県知事が6,162万円もの退職金を受け取ったことに、批判が集中している。
本人は業務に対する正当な対価だとして、返還する気は全くないようだ。 開き直っているとしか思えない。 あれだけ酷いセクハラ事件を、20年もの間、業務に付随して起こしておいて、業務の対価として、県民の納めた税金から大金を手にして当然だとしている。 その人間性に疑いを持たざるを得ない。
知事在任中は、それなりに業務評価される部分もあったようである。 しかし、それを帳消しして余りある、あくどいセクハラ事件だ。 被害に遭った女性職員の中には、人権を侵され心的障害を受けているケースがある。 それ以外にも、何人もの女性職員が精神的身体的被害を受けている。 少なくとも、被害が明らかな4人の女性職員への補償は、誰がするというのだ。 その張本人たる杉本元知事がすべきではないのか。
辞職さえすれば、それで責任は果たされたと思ったら大間違いだ。 辞職などという言葉は不適切で、逃亡したというのが本質だ。 これは心身に障害や被害を与えているから、刑法犯罪である。 今のところ、被害者は刑事手続きをとる様子は見せていないが、勇気を出して告訴すべきだと思う。 県警がどのような対応をするかは素人には分からないが、県庁の調査レベルだけに任せてハイ終わり、まさか、それはないだろう。
何としても被害者の告訴により、刑事事件として捜査レベルに持ち込んで欲しいものだ。 もし告訴を受理しないようなことがあったら、警察は何のためにあるのかと言いたい。 被害者のため、弱い者のため、正義のため、にあるのではないのかと言いたい。 被害者はもとより、県民のセクハラ批判を軽く見ないことだ。 今後の動向に目が離せない。
さて、事件の張本人(犯人?)たる杉本元知事だが、その罪の償いとしてやるべきことを考えてみたい。 警察がどうであれ、臆面もなく手にした退職金を1円も残さず、被害者女性に賠償金として差し出すことだ。 控除されている所得税や住民税は、国や福井県・福井市に還元されているから、良しとしよう。
手取金に加えて退職金以上の額を準備したとしたら、償いの気持ちが嘘でないことを示すことになろう。 被害者には、杉本本人が直接土下座して、お詫びの言葉を添えて手渡すことだ。 中身のないプライドなど捨てて、心からそうすることだ。 被害者は物怖じすることなく堂々と受け取ればいい。
そこまでやれば、被害者の傷は癒えなくても、県民やマスコミの耳目を集めることになるだろう。 セクハラ事件の汚名を、いかばかりかは雪(そそ)ぐことになるだろう。 さらに頭を丸め仏門に入れば、全国的レベルで大きく注目されるだろう。 究極、凄いことである。
たとえパフォーマンスと捉えられても、本気度を演出する手段としてはこれ以外ないだろう。 福井県政の歴史に、セクハラ知事の恥だけでなく、坊主知事としての名を残すことになろう。 パフォーマンスであろうが、何であろうが、男を上げることになる。
それが出来たら、私は彼を赦さないまでも認めたいと思う。
2026.1.21
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