「森田公一とトップギャラン」をご存じだろうか。 作曲家として数々のヒット曲を生んでいた森田公一が、1969年に結成したバンドである。 70年代に活躍し、76年8月にリリースした「青春時代」が大ヒット、ミリオンセラーを記録した。 81年に解散している。
そんな彼らには次の名曲がある。 「人間はひとりの方がいい」 この曲は「青春時代」の4カ月前、76年4月にリリースされている。 「青春時代」大ヒットの陰にかくれ、地味な存在になってしまった。
76年といえば私が24歳のときで、会社勤めを辞め新しい目標に向かって再スタートした年だ。 「人間はひとりの方がいい」 会社人間にうんざりし、好きだった女(ひと)に振られた私は、このタイトルに魅かれよく口ずさんだものだ。
この方(かた)人間はひとり″を意識して生きてきたように思う。 「趣味は何ですか?」と訊かれれば、「ひとりでいること」と答えるようになった。 今になって想えばそれが正解だった、と迷わずにいうことできる。 言葉には人の一生を左右する大きな力がある。
それでは「人間はひとりの方がいい」の歌詞を紹介しよう。 誰もが知るヒットメーカー阿久悠が書いている。 畏れながら自分なりに編集した。
「人間はひとりの方がいい」 作詞:阿久 悠 作曲:森田公一 編曲:森田公一
人間はひとりの方がいい ・・・・・・ あなたは今 人を愛したあとの やり場のない悲しみに身もだえする
人間はひとりの方がいい 失う悲しみを知らなくてすむから 人間は愛さぬ方がいい 裏切るせつなさに泣かなくてすむから ・・・・・・ あなたは今 人をなくしたあとの 言葉のないさびしさにふるえている ・・・・・・ 人間はひとりの方がいい
2026.3.13
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