上の娘がひょっこりとやってきた。
連れてきた孫を妻に預け、車庫の二階に上がって行った。 やがて降りてきて、ピアノの置いてある部屋でゴソゴソやっている。 気になって新聞に集中出来なくなってしまった。
書斎を出て様子を見に行った。 するとピアノの上に男雛と女雛を並べているではないか。 エッ!″と驚いた。 30年ぶりに見るのではないだろうか。
娘は昭和58(1983)年3月30日生まれなので、翌年1984年に人形店が来てお雛様7壇を飾り付けた。 アルバムを開くと、雛壇の前で娘を膝に置き笑っている写真があるが、頬がゆるんでしまう。
娘が小学生の頃までは毎年、写真を見ながらああだ! こうだ!″と言いながら飾ったものだ。 皆で甘酒を飲み、ひなあられをつまんだ。
あの小さかった娘が今は息子が二人もいて、正月には天神様の掛け軸を、五月には武者人形を飾っている。 そして今、わが家に帰ってきて、懐かしい男雛と女雛を飾り付けている。 さまざまなことが想い起こされ、胸に込み上げてくるものがある。
娘は何んで思いついたのか。 なかなか味なことをやってくれたものだ。 明日3日は男雛と女雛を見上げながら、甘酒を飲みひなあられを食べようか・・・・・・。
2026.3.2
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