■ 再「走り書きしたメモ」2025.12.15


走り書きしたメモについては、9月に5回にわたって書いた。
その後、またメモが溜まってきた。
そのほとんどが、小説ネタとして書き留めたものだというのが分かる。
小説になるかどうかは自信がないが、中には面白いものもある。

そんなメモをいくつか紹介しよう。

@人と話をして 自分が気持ち良く満足したとしたら 相手は不愉快だったと思えば 間違いはない
お互いが楽しかったと感じるのは 結婚前の恋人同士ぐらいのものだ

(※)これはいつも思っていることだ。
人と話をしているときは、聞く方に回ることが多い。
その方が、気が楽だからだ。
相手が気を良くして喋ってくれれば、もっとどうぞ″と思ってしまう。
逆に話す側になってしまうと、相手の気分を害してはいけないと、必要以上に気遣って辛い思いをしてしまう。
たまに姉や仲間など、気を許した相手に力んで話してしまったときは、後で自己嫌悪に陥ってしまう。
どうでもいいような話なら、そんなことにはならない。
だから、なるべく力まないように心がけている。
おそらく、相手が夢中になって話しても楽しく聞けて、自分が夢中になって話しても楽しいのは、結婚を約束した恋人同士ではないだろうか。
結婚してしまえば、話しても聞いても、徐々に楽しくなくなっていくものだ。

Aひとを好きになるということ!
みため第一

(※)男は女性を見た目で好きになる。
女は男性を見た目で好きになる。
第一印象で好きかどうかが決まる、といっても過言ではない。
もちろん、何度も会ったり話したりしているうちに、好きになることも多い。
ところが、もう一度会いたいなとか、もう一度話したいなとか思う、そもそものきっかけは最初の見た目であり、それが大きく作用するのではないか。
人を好きになるということは、見た目が第一なのである。

B男女は見てくれでほれる
心の通いでほれる
身体の関係でほれる
子供が出来れば それでつながる
それからは人間性でほれる

(※)Aで書いたように、男も女も、相手の女性を男性を見た目で判断する。
先ずは最初の見てくれ、すなわち見た目で惚れるのだ。
そして交際が始まると、心が通い合うようになり、さらに惚れる。
自然な流れとして、男女の身体の求め合いがなされれば、この人でなければと惚れこむことになる。
当然、結婚″の二文字が待っていて、二人は最高の惚れを交わし合うことになる。
やがて子供が出来れば、二人はその子供を介しての関係に変化していく。
父親として母親として、お互いの人間性を見つめ合うことになる。
さらに夫と妻、夫婦としてのお互いの人間性を、無意識のうちに確かめ合うようになるのだ。
子が独立し、孫ができ、仕事から解放されると、二人はお互いを見つめ合い、その人間性に惚れ直すことになる。
そうなれば、二人の選択は正しかったといえよう。

C仕事をやめるということは よろいかぶと(鎧兜)を脱ぎ 腰から刀をはずすということ
でも刀は持ち続けたい

(※)仕事を辞めて、1年8カ月が過ぎた。
仕事をしていたときは、四六時中、仕事のことが頭から離れず緊張していた。
それを、プライドを石垣として、その上に開き直りともいえる頑固な城を建て、鎧兜と刀を身に着けることで、乗り切ってきたように思う。
仕事を辞めてしまえば、攻めてくる敵はなくなり、これ見よがしの城など無用で、鎧兜も刀も必要がなくなってしまった。
城をたたみ、鎧兜も捨ててしまった今、緊張も頑固さもどこかへ消えてしまった。
どんなに心が軽くなったことか。
自分だけのために、リラックスして過ごす時間の、何と贅沢なことよ。
ただし、これから先もプライドという石垣の象徴として、刀だけは捨てずに、大切にしていきたいと思っている。

2025.12.15




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