ここ一月(ひとつき)、次のようにアメリカ大統領トランプをならず者として非難してきた。
2.23 トランプ独裁 ならず者国家 2.25 ならず者国家の横暴にはもううんざり 3. 4 トランプよ 英雄をめざせ 3.12 イラン児童ら170人超の犠牲に怒る! 3.17 世界は軍拡競争に走っている 3.18 ドタバタ・トランプ 脅しを切り札に 3.19「トランプ・ギャンブル」が迫る正念場
欧州やアジア各国からも多くの非難を浴びている。 そんなトランプであるが、何故大統領として支持されるのだろうか。
『2026.3.20日本経済新聞』の「それでも私はトランプ支持」という記事がその答えを書いている。
それでも私はトランプ支持 白人労働者、減らぬ「絶望死」 職を失い薬物依存や自殺・・・ 根柢の反エリート消えず
トランプを米大統領にした要因のひとつが、低所得の白人労働者に広がる絶望感だ。 薬物中毒、アルコール依存、自殺に起因する「絶望死」が増えるなか、エリート層への憤りがトランプ指示のうねりにつながった。
東部ペンシルベニア州は11月の中間選挙などで全体の勝敗を左右する激戦州のひとつだ。 州のジョンズタウンがあるカンブリア郡は白人が92%、高卒以下が多数を占める典型的な白人労働者の地域だ。 鉄鋼・石炭で栄えた町は産業の衰退とともに廃れていった。
カンブリア郡の世帯の44%が最低生活費を下回る収入で生活する。 そんな郡では薬物、アルコール、自殺で亡くなる絶望死の割合が全米平均の3倍を超える。 2016年以降、トランプは白人労働者に「もう忘れた存在にしない」と語りかけ、政治エリートを攻撃し、この地域で圧倒的な支持を集めた。
しかし、白人労働者に経済的な豊かさを取り戻したとは言いがたい。 それでも、トランプへの不満が大きく広がっていない。 トランプ支持者は「ワシントンの政治家や官僚が、私たちの生活の実態を知らずに押しつけてきた」政策や考え方への反感がトランプ支持の背景にあると答えた。 こうした言葉からにじむのは都市部の住民やエリート層から「弱い者」「助ける対象」と見下されることへの反抗心だ。
古くから土地に根付き、栄光と苦難を経験してきた人々の尊厳や誇りを守りながら、どう経済の再成長を目指すのか。 その解を見いだせなければ、反エリートのトランプ現象は消えることはない。
2026.3.23
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