2月になった。 2月というのは、12カ月の内で独特の立ち位置にある。 一年の始まりの1月と年度末の3月の間にあって、その存在感に薄いものがある。
行事としては、一昨日3日の豆まきがあるだけだ。 商業的寺社や幼稚園などでは、豆まきをして賑わった。
二十四節気の上では、昨日4日が立春である。 冬の寒さが緩み待ち遠しい春がくる、とのお告げが嬉しくて気分までが暖まる。 昨日は晴れ間があり、気温は7度まで上がった。 正に立春を体感できる一日になった。 1週間ぶりに車で出掛け、藤井聡太竜王と佐々木勇気八段の「勝負めし」になった「ソースかつ丼とおろし蕎麦セット」を食べ、衆院選期日前投票を済ませてきた。
カレンダーでは、祝日が2日ある。 11日は建国記念日、23日は天皇誕生日で休日になるから楽しい。 現役を退いてから毎日が日曜日だが、祝日は朝起きたときから何となくワクワクするから可笑しい。
もう一つ、2月は28日しかない。 他の月より、2日も3日も少ないのだ。 それで給料は同じだけ支給されるから、給与所得者は得したような気になる。
児童・生徒は、中学・高校・大学の入試に追われる。 晴れて合格すれば、その経歴は一生を左右する。
こうして見てくると、結構、存在感があるものだと思い直した。
4月は、入進学・入社の希望、満開の桜に託す希望、といった明るく前向きな月といえる。 5月は、ゴールデンウィーク、海外旅行などで日常の拘束から解放される。 6月は、春と夏に挟まれた地味な存在で、ジメジメした梅雨に気が重くなる。 7月は、真夏の到来、学校は夏休みが始まり、村や町では夏祭りや花火で盛り上がる。 8月は、旧盆の墓参りに、帰省にと、日本中が民族の大移動で活気づく。 9月は、黄金(こがね)に実った稲刈り、茸(きのこ)採り、木の実採り、実りの秋祭り、食欲の秋だ。 10月は、スポーツの日があって、学校も会社も地域も、体育祭で飛び跳ね走り回る。 11月は、文化の日があり、地域では文化人の講演会や文化的行事が催される。
何だかこの国は、年中お祭り騒ぎしているとしか思えてならない。 そうだ、それでいいのだ。 お祭り騒ぎして、日頃の憂さを吹き飛ばし、楽しくやればいいのだ。 騒いで元気を出して、また仕事に勤しみ、勉強に励めばいいのだ。
人には緩急が必要なのだ。 仕事に勉強に、緊張してばかりでは行き詰ってしまう。 お祭り騒ぎして、遊んでばかりでは行き詰ってしまう。 そのほど良いバランスを、自分なりに保って、充実した日々を送って行けばいいのだ。
2026.2.5
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