■ わかっちゃいるけど やめられない2026.1.28


風呂に入りサッパリして、TVを観ながら、好きな刺身や煮物をつまみにビールを呑む。
一日の中で最も心が安らぐ時間だ。

酔っぱらうことは先ずないが、ほどほどに酔いはくるから、その解放感はいいものだ。
チョッピリ気が大きくなっている自分に気が付く。
そんなとき、いろんなことに想いを巡らす。
大きなことや、出来っこないと思っていたことが、手に届くような気になってくる。
実現可能性があると思い、現実か(?)のように錯覚してしまうのだ。
たった2、3本の缶ビールと焼酎お湯割り1、2杯が、現実たる現実を忘れさせる。

気になっているあの女性(ひと)にアプローチしてみようとか、がまんしていたこと、あきらめていたことが出来るのではないかと、気が大きくなっている自分がいる。
それが楽しくて仕方がない。
だから呑むことが好きだ。
どうせ明日の朝、目が覚めれば、そんなことは不可能だと分かる。
だけど、その解放感がよくて呑む。
わかっちゃいるけど やめられない″のだ。

わかっちゃいるけど やめられない″といえば、ハナ肇とクレィジ―キャッツの「スーダラ節」を思い出す。
私が小学4年、昭和36(1961)年の大ヒット曲だ。
リードボーカルの植木等(ひとし)、そのキャラがとても愉快でよかった。
やや前にかがみ両腕を身体の前で交差させながら、「ア ホレ スイスイ スーダララッタ スラスラ スイスイスイ・・・・・・」と、調子よく歌うのがとても受けた。

 青島幸雄:作詞
 萩原哲晶:作曲

チョイト一杯の つもりで飲んで
いつの間にやら ハシゴ酒
気がつきゃ ホームのベンチでゴロ寝
これじゃ身体に いいわきゃないよ
分かっちゃいるけど やめられねぇ

ア ホレ スイスイ スーダララッタ
スラスラ スイスイスイ
スイスイ スーダララッタ
スラスラ スイスイスイ
スイスイ スーダララッタ
スラスラ スイスイスイ
スイスイ スーダララッタ
スラスラ スイスイスイ

実は、「ハシゴ酒 気がつきゃ ホームのベンチでゴロ寝」したことがある。
会社勤めをするようになって、大酒飲みの課長に付き合わされてハシゴ酒をしたときのことだ。
JR(当時は国鉄)福井駅で普通列車に乗り、芦原温泉駅で降りるつもりが、気が付いたら金沢駅のホームのベンチで寝ていたのだ。
駅員に起こされ、乗り越し料金と戻りの運賃を払わされ、折り返しの列車で帰った。
その頃の国鉄職員は今と違い、お役所のごとく偉そうで、客をぞんざいに扱ったものだ。
持っていた手提げバッグは無くすし、散々な目に遭ってしまった。
忘れることのない23歳の大失敗である。

他にも乗り過ごしてしまったことは何回かある。
わかっちゃいるけど やめられない″のだ。

2026.1.28




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