■ 「運命とは」を考える2026.1.7


人にはそれぞれの運命があるといわれる。

では運命とは一体何だろう。
我われはこの二文字を簡単に口にするが、それが何か解っていてのことだろうか。
私にはとても自信がない。
そこでネットで検索してみた。

「運命とは」のAI回答
運命とは、人の意思や想いを超えて幸・不幸を与える力や、あらかじめ定められている巡り合わせを指す言葉です。
また、「運ばれる命」として、自分の行動や選択によって変えることができるものと解釈されることもあります。

なるほど、AIは解りやすく答えてくれている。
しかし、何故だか物足りなさを覚えてしまう。
喫茶店で、いつものように注文したアメリカンコーヒーが、不味くはないのだけれど、いまひとつだなあと思う。
そんな感じだ。

自分なりに考えてみた。
人生は、運命とかいう川が流れるがごとく、自分がその流れに乗ってきた結果であり今がある。

受験し、就職し、結婚し、子供が生まれた。
人生の大きな節目で、どの学校にしようか、どの会社にしようか、どの娘(こ)にしようか、子供は何人にしようか、と選択してきている。
たとえ小さなことでも、その時々で、目の前に起こる様々なことに対し選択をしてきている筈だ。

すべては、自分の舟をどの流れに任すかを、自分で決めてきたことだ。
右の流れに行くか、左の流れに行くか、その選択の結果がこの場所に流れ着いたのだ。
途中で大きな岩に出くわしたり、大波に翻弄されたりしたこともあったが、それらを何とか舟を沈ませることもなく乗り越えてきたのも自分だ。

川そのものも流れるべくして流れてきている。
落葉の下からにじみ出たほんの一滴の水がその一歩を流れ始める。
目の前にある二つのささやかな溝にはわずかばかりの水が流れている。
そのどちらにしようかと、少しでも勢いのある方を選び流れていく。
そんなことを何度か繰り返していくうちに、流れは徐々に川らしくなっていく。
そして倒木や大きな石を乗り越え、流れが大きく成長する。
さらには自分より小さな流れを取り込んだり、自分より大きな流れに合流したりして大河へとなっていくのだ。

このような流れに乗れなかった最初の一滴の水は、蒸発して消えてしまう。
流れに乗れなかった小さな流れは、水溜まりとなる。
川らしくなっても他の川に合流しなければ、溜池になってしまう。
それが大きなものに成長すれば、湖となる。
湖から溢れた水は川となって、再び流れていくのだ。

運命とは、そんな流れに乗った舟なのではないか。
そんなことを考えてみた。

2026.1.7




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