Kさん、こんばんわ。 無性に人恋しくて、パソコンを開きました。 さばの味噌煮缶を空け、缶ビールを飲んでおります。 学生時代を懐かしんでみましたが、悪酔いが心配なだけです。
最近、A女が気になってしょうがないです。 いわゆる、惚れたというのではありません。 女としてではなく、仕事や自己研鑽に励む姿に、人間として好意を感じているのです。 その結果、女としても意識してしまうのです。
やはり、惚れたのでしょうか。 どうにかなりたいと、妄想したりもします。 だからといってそうなれば、その後が空しくなるだけです。 現実は、どうなるものでもありません。
これが戦前の作家なら、ちょっかいを出して、そのことを文学という魔物に傅き、小説にしたのでしょうな。 島崎藤村、川端康成、太宰治、壇一雄…… 今の時代では、とても通用しないことです。
文学とは何でしょうか。 人間の欲望、本性、本質をいかにきれいごととして、文章表現することでしょうか。 よい文学とは、内容に新規性があり、面白いことなのか。 それとも、文章表現としての技術的斬新性、高尚性か。
私には、現実と妄想を取り違え、正当化したものが文学と感じます。 だからこそ、大作家たちは、許されぬ女に手を出した。 そこに、文学のためという焦りと甘えが見え隠れする。 文学は、決して上等なものではなく、本性むき出しの、下品なものでしかない。 でも、この下品さが人間そのものなのですね。 だから、文学などというものは、どうしょうもないものなのかもしれません。
長いメールになってしまいました。 酔っ払いの戯言、失礼しました。
2011.10.19
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